不動産のお仕事(5)「物件の買い取り」

皆様が物件を売りたいときにどうすればいいのか?

これは皆様にとっても悩ましい問題でありましょう

不動産屋さんの最も重要なお仕事として皆様のお売りになりたい「物件の買い取り」があります

空き家は放置すると老朽化による倒壊、治安の悪化といったトラブルを招く可能性があります。
しかしリフォームや管理には費用がかかり、活用する予定がない不動産にそこまでのコストをかけることはなかなか難しいかもしれません。
そういったケースで有効なのが売却です。
空き家の売却方法にはどのような種類があるのか、どの程度の費用がかかるのかを確認してみましょう。

空き家を現状のまま売る方法

1つ目に解説するのは、建物がある現状のまま売却する方法です。
空き家の状態が比較的新しければ一般的な中古住宅として売却できるでしょう。
一方、そのままでは住めないような空家の場合は古家付き土地として売却することになります。
古家付き土地として売られる空き家の多くは資産価値が低いものですが、古くても特徴的な建築はリノベーションしたうえで新たに活用されるケースも少なくありません。
現状のまま販売するメリットは解体する手間や費用がかからないことです。
逆に、建物の状態が悪いと土地単体より売れにくくなる点はデメリットと言えるでしょう。

空き家を更地にして売る方法

2つ目に解説するのは空き家を解体し、更地にして売却する方法です。
空き家自体に価値がない場合は古家付き土地ではなく、土地単体として売却したほうが買い手はつきやすくなります。
また、多少価値のある空き家でも、売却期間とその間の維持管理費用を考慮すると、解体したほうが結果としてプラスになるケースが少なくありません。
とくに耐震性の低い空き家は倒壊のリスクが高く、買い手にとってもデメリットが多いため、早めに解体してしまったほうが良いでしょう。
更地にするメリットとしては、価値の低い空き家を残すより早く高く売却しやすい点が挙げられます。
一方、更地にする場合は売主が解体費用を支払わなけれならない点はデメリットと言えるでしょう。

空き家を売却する際に必要な費用

次は空き家の売却にかかる費用について解説しましょう。
相続登記費用は、相続した空き家を売却する際に名義人を変更するための費用です。
書類の取得費として5,000円から2万円程度、登録免許税として固定資産税評価額の0.4%、司法書士への依頼費用として5万円から8万円程度の費用がかかります。
譲渡所得税は空き家の売却によって利益が出た場合に発生する費用です。
売却価格から取得費や諸費用を差し引いた金額に所定の税率をかけるという、やや複雑な算出方法なので、計算が難しい場合は専門家に相談することをおすすめします。
そして忘れてはいけないのが、解体費用です。
具体的な金額は物件の構造や広さによって異なりますが、戸建ての木造建築で1坪あたり3万円から4万円が相場とされています。
30坪程度の物件の場合は最低でも100万円前後が必要と考えておくと良いでしょう。

空き家の売却方法を決める際には建物の状態が重要なポイントになります。
資産価値の低い建物は解体したほうが売れやすくなるので、費用や売却期間の見通しを考慮したうえで残して売るか解体して売るか選ぶことをおすすめします。
弊社株式会社北陽不動産部では、不動産売却査定を行っております。
売却を検討している方は、ぜひ弊社にお気軽にお問い合わせください。

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